何かを失ったWAFKS

一つの節目を終えて

勝利を求めるのは当然だが、問題はそこではなかった。

一寸感じていたことをまとめたい。

当時のクランとしての構想

最初期

以前のクランを離脱し、少数名の仲間とこのゲームに名を馳せるクランを作ると誓って新クランを作った。私個人の考えだが、集団を形成した以上その集団の理想というのは常に持っておくべきものだと思っていた。

黎明期

何となく私の理想とする考えをチームは理解していて、上手く合わせてくれていたように感じた。当然精一杯チームのために動いたし、目標は達成していた。

クラン順位こそそこまで高い訳ではなかったが、満足のCWを行っていた。

このときクランを脱退した者には様々な理由があったが実力不足を嘆いて辞めた者、居場所がなくなって辞めた者は一人としていなかった。

最後に参加したCW

泥沼の復帰戦

久々に帰ってきてCWに本腰を入れようとしたが腕が付いてこなかった。なので一兵卒として半ば介護されて走りきり車両を手にした。このとき当時の面子への感謝と自分の弱さからの虚無感が同時に訪れた。

負のサイクル

また、以前より明らかに暴言が増えていた。それは、相手に向けたものよりむしろ、味方に対するものだ。こういったことは自分も感じていたところだし、チーム内から苦情が数件寄せられている。のちに今に始まったことではないと副司令から言われて、時代の変化を感じた。

試合中や反省会の暴言は→教わっている側のやる気を削ぐ→練習に参加する意欲が無くなる→上と下の実力差がより広がる→注意点が増える→以下繰り返しである。

文句を言うだけ言っていいのは元から信頼関係のある人間同士のみであり、それ以外はコミュニケーションを放棄しているとも言える。新兵が集団戦に来ないと嘆く前に慮ってほしい。

結果的に

こういった影響で中盤から自分のモチベーションが「チームのために勝つ」、から「車両を取る」に変わってしまった。

抜けていった心ある皆様へ

脱退を余儀なくされた皆様、私が不甲斐ないばかりに大変申し訳ありませんでした。できれば皆様と一緒に楽しいCWをしたかったです。私がクランを運営できたのは、信頼できるクラメンと楽しくやってきたからでした。

一応指摘があると思うので以下記録

①君はこの間まで何をやっていたの?

会社員をやっていました。出勤時間と活動時間があまりにも合わないため就職が決定した時点で引継ぎを終え、副司令に任せていました。半分引退した人間が何か言うのも失礼だろう、自分の代が問題なく進んだのだからうまくいくだろうと楽観視していた部分はあります。

②こうなるまで放っておいた司令たる君に責任があるんじゃないの?

引継ぎを行った直後と、その次のCWが終わった直後に代替わりを持ちかけましたがクラメンの多数が司令の座には残るべきと言ってくれた結果です。当時実権は握っていませんでした。

③何故今更帰って来たの?

会社員を辞めました。自営業が忙しくなり家族から助けを乞われて、出勤時間が活動時間と被らないようになったからです。

天命を失った身

私がいくら文句を言っても、今やただの名義人である。現在クランの過半数はこの状態を肯定ないしは容認している。やる気のある後輩に水を差してはいけないのでこれ以上は何も言わない。

しかし自分としては「順位は低くてもいずれ天下を取ると豪語できた昔」と比べ、「理想を失った現在」では、上に立つ資格を失ったように見えた。現在信任投票が行われているが、そろそろ新しい指導者が立っても良いのではないだろうか。

投票の結果

意外な結果として、司令の継続が決まった。

屍に剣を持たせただけなのか、また軍配を振るかは自分次第ということになるだろう。しかしそのためには、自己の鍛錬と指揮の練習を怠らないようにしなくてはいけない。少なくとも私の隊では、正しさと強さの両立を目指したい。

 

追記:誤字修正

追記2:投票結果を追加