ある高校生とチキン

むかしむかし

高校時代、微妙に成績が足りなかったりで勉強させられていた時期があった、受験期ほどはいかぬものの、あの時期の再来を想起した自分はかなりのストレスに悩まされていた。ストレスが溜まったらどうするか、まあ何か消費活動を行い誤魔化しをするわけだが、かと言って、一生徒には散財する余力もない(基本的に貯金とカードゲーム資金に費やされていたため)。じゃあせめて低価格で快楽を得られるものにしよう。それは何か、そう、コンビニのホットスナックである。別に私は韓国人でもおっぱいを大きくしたいわけでもないが、あえてチキンを選んだ、他の物より高カロリーで食べ応えがあることが理由だ。こうして食べ漁るうちに、優劣がつけられる程度には舌も肥えた。

セブンイレブン

当時ななチキはなく、揚げ鳥しかなかった。脂身なのに比較的あっさりしているのでそういうのが食べたいときには良い、悪くはない味だ。

ファミリーマート

ファミチキは所謂王道のチキンである。あまり味を変えずに最初から残っている数少ないチキンである。当たりはずれも比較的少なく、ひとまず食ってみろと言える一品である。合宿免許WAOと帝京平成大学のCMが鬱陶しい点を除いてはおすすめできる。

番外

いつ発売したかは忘れたが、間違いなくうまいのはクリスピーチキン(プレーン)である。脂の少ない胸肉を加工した商品だ。これは冗談抜きでケンタッキーの販売終了したクリスピーチキンの味がする。伊藤忠に情報を流出した奴はそれでいいのかとも思うが100円安い+もうKFCにはないと考えればどうでもよいかもしれない。

 

ローソン

Lチキは私が良く食べていたころは一番好きなチキンであった。当時は噛むとジューシーというより体に悪そうな油分が流れ出し、何とも言えず食欲をそそった。しかし、何らかの影響で商品を変更せざるを得なくなったのか、衣が厚くなり、味が多少落ちた。今となってはおすすめできない商品である。また、新旧問わず味のムラ(脂の量など)があり、一種のギャンブル性を感じるチキンでもある。なお、からあげクンは好きになれなかった。

 

ミニストップ

ジューシーチキンは現在のローソンに近い皮の多いタイプのチキンである。ローソンと大して変わらないうえ味もまあまあなので、一回行っただけで充分であった。また、極旨チキンなど価格が高めのホットスナックをある程度陳列していて、なかなかおいしいものの、これは正直KFCでよい。近くにKFCがない人にはお勧めできる。

 

都民のコンビニなんてこのくらいしかないというわけで以上である。

揚げ物は自分で作るにはコストや技術を要するため外食に限る。ホットスナックは三者三様なので、メーカーの工夫を探してみてほしい。おなかが空いたので今回はここまで。