手軽飯

20時に店が閉まる苦難

基本引きこもりの小生にコロナのダメージは少なかったものの、当然店はダメージを受けていた。毎日近所の飯屋に行くというわけにもいかないので、雑に作れる飯を考察した。片付けも面倒なので、フライパンは調理中洗わない立ち回りを取り、事後洗うのはフライパンとヘラのみとした。

自炊しよう

材料

油…少量(雑においてある安いオリーブオイルが良い)

卵(一個20円)…好きなだけ

ソーセージ(200円)…好きなだけ。ベーコンはもっと安い

チーズ(一回50円)…適量(ピザに乗せるやつ)

ケチャップ、マスタード…適量(ハインツ)

塩、コショー…少量(なくてもいい)

道具

フライパン、ヘラ、紙皿(大)、割り箸

作り方

フライパンを温める→油を垂らす→卵を焼く(中火)→水を足す→蓋をして待つ→好みの硬さで皿に盛る→塩コショーで味付け→目玉焼き完成

そのまま水を足して加熱(強火)→沸騰しない程度のところでソーセージを入れる→待つ→ソーセージ完成

水を流して目玉焼きの残骸を流す→チーズを溶かす(弱~中火)→ソーセージに乗っける

脇にケチャップとマスタード投下して完成。ドイツ製の甘めの白ワインがあればなおよし。

結論

長所

自炊をしていることによる自己肯定感が生まれる。

急に腹が減ったときに飯が作れる。

全体的に長持ちするから冷蔵庫に入れといて損しない。

栄養コントロール

短所

牛丼屋が安すぎることが理解できる。

OMDUって知ってる?

Orcs Must Die! Unchained(通称OMDU)とは、Robot Entertainmentが提供する、三人称視点タワーディフェンスゲームである。

ちょっと待って?

タワーディフェンスってつまり

防衛ゲームというのは本来、上視点か俯瞰視点でユニットを配置し、迫りくるミニオンに対してユニットが自動ないしはそれに準ずる形で攻撃を行うゲームである。一体どういったゲームなのだろうか。

これこそがこのゲームの魅力

このゲームはプレイヤーがTPSしつつ、壁、床、天井にトラップを張り巡らせるゲームなのだ。筆者はゲームにおける臨場感をとても大事にしていて、プレイヤーは常に自分で動かしていたいという気持ちがある。ただ単純にタワーディフェンスをしているだけではフラッシュゲームの二番煎じのようなものだし、その上PCは洋ゲー特有のおっさんおばさんである。作業ゲーと化しやすい防衛ゲームにおいて、このゲームは飽きさせない緻密な工夫がなされている。

いかにもな敵

このゲームで登場する敵は、人間を殺すのはいけないが人間でなければ幾らやっても良い、という洋ゲーを体現するミニオンである。グラインダーに引き裂かれたり、火あぶりにされたり、酸や奈落に落とされる可哀想な奴らだ。少し紹介する

オーク・ウォリアー…このゲームで最も出現する雑魚。小・中・大といるがあまり変わらないと思ってる。

オーク・アーチャー…前作でクロスボウまでしかいなかったから安心してたらTNTを持ち始めた。かなり面倒な奴

ゴボルト…ひたすらリフトめがけて走る。HPはゲーム中最低。

オーガ…殴られるとスタンする。HP高め

トロル…正常時に自動回復する。HP高め

エレメンタル…倒すと分裂する。タールが効かなくなった。

これに毛が生えた性能の奴らがボスだったりする。

バリケードの概念

大概のタワーディフェンスは用意された道を敵が通ることになるだろう。その用意された道が増やされたとしてもせいぜい三通りくらいではなかろうか。しかしこのゲームはバリケードという防御系トラップを設置することで、ミニオンの移動方向を制限することが出来るのだ。これにより、どこを固くしてどこを薄くするかという戦略の幅がかなり広がるのだ。(2では全ての道を塞ぐとバリケードを壊せないミニオンもどこかを壊してやってくるという仕様が、Uで塞げなくなるという地味なアップデートを見せた。)

前作からの大幅アップデート

OMD,OMD2について

ところで、OMDシリーズは今まで2作出ていた。主人公のマクシミリアンのみが操れた1、寝返ったPCのガブリエラと2キャラかつcoopができるようになった2である。

1の雑なバランスを2で上手くまとめたものの、2もステージの少なさやクラッシュなどに悩まされた。何よりPCが非常に少なく、立ち回りは変えられるが適切な解は一通りという微妙な感じが否めなかった。

イライラ要素

2で面倒だったものの一つに空中ミニオンというものがある。成程3Dでタワーディフェンスをするならそれも面白いだろうと言って作ったのはいいが、調整がされていないので例えば特定のトラップを持ち出さざるを得ない、そしてプレイヤーも上にエイムして撃つという、視点の関係上何をしているかよくわからない状況が生まれ、爽快感に欠けた。

進化した"U"

しかし、転機はいきなり訪れた。なんとUはPCが15以上使えたのだ。タンク、DPS、遅延、金を稼ぐキャラなど、戦略の幅が大きく広がったのだ。これにより、新たなPCでステージをクリアするという楽しみで、何週も同じマップで遊べるようになった。また、キャラごとの最適解も異なった。例えば列で攻撃するのが得意なPCは一列に敵をそろえてそれ用の罠を敷き、範囲攻撃が得意なら、S字にバリケーディングし、天井の罠などで対処した。

また、空中ミニオンに関しても一時的か恒久かはしらないが、削除することでそういった不満にも対応してくれていた。

そして、戦闘中のレベルアップ以外にもプレイヤーアカウントにもレベルを付与した。これは対戦時に差が出るため賛否両論であったが、エンドコンテンツとしては悪くなかったように思えた。

さらに

おまけにこのゲーム、作りにくいであろう対戦モードまで作ってしまった。人呼んでsabotage(サボタージュ)である。何故さぼるのかは知らないが、簡単に説明すればぷよぷよである。ウェーブの開始時に持っているカードの中からランダムに3枚が生成され、そのターン内にカードを相手に対して発動できるというものである。ミニオンを敵のマップに送り込んだり、相手をデバフさせたりと効果は様々だが、これも戦略性の高いものであった。

さて、通常のモードでは遅延というのは時間評価があるため弱いが、このモードではいくら時間がかかっても良いのだ。すると遅延系のキャラでも輝くのが面白いところだった。序盤、中盤、終盤に強いキャラを3vs3で選び。それぞれの世界で守りきる、非常に面白いモードだった。

筆者は数ヶ月でLv.100。課金スキンを除き全てをコンプリート、計800時間をプレイした。ランクはブロンズからダイヤモンドまで各5段階であったが、二番目のプラチナ4まで行ったところでまさかのサービス終了のお知らせが届いてしまった。

宣伝を怠ったRobot Entertainment

どう考えてもこれしかない。スチームの無料ゲーム欄から必死に漁ってようやく見つけたレベルのものだ、当初はやってみて面白かったら続けよう程度でここまで面白い作品も珍しい。現代の市場における宣伝の効果がいかに大きいか思い知った次第だ、運営でもないのに…

Robot Entertainmentの次回作にご期待ください!

次回作は2020年夏リリースと言われているOMD3だ。こちらはオンラインゲームではないので無くなる心配もない。アップデートされたOMDを楽しもうではないか。

何かを失ったWAFKS

一つの節目を終えて

勝利を求めるのは当然だが、問題はそこではなかった。

一寸感じていたことをまとめたい。

当時のクランとしての構想

最初期

以前のクランを離脱し、少数名の仲間とこのゲームに名を馳せるクランを作ると誓って新クランを作った。私個人の考えだが、集団を形成した以上その集団の理想というのは常に持っておくべきものだと思っていた。

黎明期

何となく私の理想とする考えをチームは理解していて、上手く合わせてくれていたように感じた。当然精一杯チームのために動いたし、目標は達成していた。

クラン順位こそそこまで高い訳ではなかったが、満足のCWを行っていた。

このときクランを脱退した者には様々な理由があったが実力不足を嘆いて辞めた者、居場所がなくなって辞めた者は一人としていなかった。

最後に参加したCW

泥沼の復帰戦

久々に帰ってきてCWに本腰を入れようとしたが腕が付いてこなかった。なので一兵卒として半ば介護されて走りきり車両を手にした。このとき当時の面子への感謝と自分の弱さからの虚無感が同時に訪れた。

負のサイクル

また、以前より明らかに暴言が増えていた。それは、相手に向けたものよりむしろ、味方に対するものだ。こういったことは自分も感じていたところだし、チーム内から苦情が数件寄せられている。のちに今に始まったことではないと副司令から言われて、時代の変化を感じた。

試合中や反省会の暴言は→教わっている側のやる気を削ぐ→練習に参加する意欲が無くなる→上と下の実力差がより広がる→注意点が増える→以下繰り返しである。

文句を言うだけ言っていいのは元から信頼関係のある人間同士のみであり、それ以外はコミュニケーションを放棄しているとも言える。新兵が集団戦に来ないと嘆く前に慮ってほしい。

結果的に

こういった影響で中盤から自分のモチベーションが「チームのために勝つ」、から「車両を取る」に変わってしまった。

抜けていった心ある皆様へ

脱退を余儀なくされた皆様、私が不甲斐ないばかりに大変申し訳ありませんでした。できれば皆様と一緒に楽しいCWをしたかったです。私がクランを運営できたのは、信頼できるクラメンと楽しくやってきたからでした。

一応指摘があると思うので以下記録

①君はこの間まで何をやっていたの?

会社員をやっていました。出勤時間と活動時間があまりにも合わないため就職が決定した時点で引継ぎを終え、副司令に任せていました。半分引退した人間が何か言うのも失礼だろう、自分の代が問題なく進んだのだからうまくいくだろうと楽観視していた部分はあります。

②こうなるまで放っておいた司令たる君に責任があるんじゃないの?

引継ぎを行った直後と、その次のCWが終わった直後に代替わりを持ちかけましたがクラメンの多数が司令の座には残るべきと言ってくれた結果です。当時実権は握っていませんでした。

③何故今更帰って来たの?

会社員を辞めました。自営業が忙しくなり家族から助けを乞われて、出勤時間が活動時間と被らないようになったからです。

天命を失った身

私がいくら文句を言っても、今やただの名義人である。現在クランの過半数はこの状態を肯定ないしは容認している。やる気のある後輩に水を差してはいけないのでこれ以上は何も言わない。

しかし自分としては「順位は低くてもいずれ天下を取ると豪語できた昔」と比べ、「理想を失った現在」では、上に立つ資格を失ったように見えた。現在信任投票が行われているが、そろそろ新しい指導者が立っても良いのではないだろうか。

投票の結果

意外な結果として、司令の継続が決まった。

屍に剣を持たせただけなのか、また軍配を振るかは自分次第ということになるだろう。しかしそのためには、自己の鍛錬と指揮の練習を怠らないようにしなくてはいけない。少なくとも私の隊では、正しさと強さの両立を目指したい。

 

追記:誤字修正

追記2:投票結果を追加

 

 

インドカレー屋は心の拠り所である

はじめに

神職をやっている以上、心の拠り所とは何かと聞かれて神社と言わなければならないのだが、残念ながら神社は当然の存在のためそういった印象で登場しない。さらば何かと言われれば、インドカレー屋である。

インドカレーとは

恐らく知らない方はいないと思うが、念のために説明すると、インドで作られている香辛料を混ぜ合わせた食べ物である。インド人的にも定義があいまいで、広義のインドカレーを表現するのは私の力を大きく超えている。

我々が日本で食べるインドカレーというのは、ルーが多め、具が少なめの独特な香辛料のカレーである。ヒンズー教徒が殆どなので、牛は神聖、豚は不浄のためそれらの具はない。ありがちなのは鶏、野菜、海老である。

主食はナンかサフランライスが選べるが、ナンの種類が豊富なのでナンだけで生きていけてしまう。

また、我々が普段食べるカレーライスはイギリスから輸入されたものだそう。

何故インドカレーなのか

メリット

1.コスパが良い

インドカレー屋のランチは基本的にどこでも1000円以内で食べることができる。安いところなら500円のところまである。しかもナンはお代わり自由か超低価格。カレーの残る限り食べ続けることができる。このことから食欲さえあれば金銭的に毎日通うことができるのだ。ちなみに筆者は週1くらいで行く。

2.おふくろの味

メニューはどこへ行っても大差無いのに、チェーン店のターリー屋等を除けば店ごとに味は全て異なると言っても過言ではない。あの店でカレーが食べたいとなるのがインドカレーである。

また、ナンにおいても殆どの店舗が自家製の、窯で焼いたナンを提供してくれる。これは調理師の具合と言うものが出て、今日は調子がいいだとか、今日は疲れているだとかが少し見えたりする。その変化もまた、楽しい。

カレー周り以外にも、タンドリーチキンのようなサイドメニューが多数あって、それぞれに個性を感じつつも、不味いと思った商品は一つとしてない。日本人の口に合うように研究されたかは不明だが、商品として非常によくできているのだ。

そしてカレーは国民食とも言われるくらいポピュラーな食べ物で、毎日食べようと思えば食べることも不可能ではない。

またラーメンと違い、カロリー爆弾となって消費者を襲うことは稀であり、そして好みの牛丼屋を三種類の中から探す必要もない。あなたは見つけたカレー屋に入るだけでいいのだ。

3.いつでも空いてる

店的にはあまり嬉しいことではないかもしれないが、駅前に構える大きな店舗を除いては絶対に待たないし、大人数で予約しても快諾してくれる。静かなので一人で行って落ち着いた時間を邪魔されることもないし、飲み会やパーティーをしても迷惑になりづらい。

また店舗の営業時間も11:00~23:30くらいの店舗が殆どで、ランチタイムから延々と営業している。店員は辛くないのだろうか。昼間に小腹が空いたのを満たしに行くという立ち回りもあれば、寂しさを覚えたとき深夜にふらっと寄るなんてこともある。どんなことがあっても、インドカレーは自分を受け入れてくれるのだ。

4.割とどこにでもある

23区はインドカレー屋が軒を連ねている、というのはインド大使館が当時は早稲田に、現在は九段にあるため、外交関係者が利用した経歴があり、その名残がこの二点周辺の地域である。筆者の地元も歩いていて無くはないという印象を受ける。

全国にもインドカレー屋は多数あり、見つけることは困難ではない。そういった理由から行きつけとなりやすいとも言える。

5.妙に優しい

正直に言うと、インドカレーと言いつつ本当にインド人が経営しているかは行って(聞いて)みないとわからない。ネパール人経営者かもしれないし、パキスタン人かもしれない。しかしそれは些細なことで、店の人は悉く優しい。初めて行った店でさえラッシーをサービスしてくれるし、常連とは会話が絶えない。コミュニティがあるのに、最も秩序のある、人間のいやらしさが無い空間なのだ。

もし仮に外国人の友人を招待するならば、インドカレー屋に連れて行って欲しい。店員は全員英語が達者で優しいものだから、自分の英語力が無くても友人が困ることは無いだろう。

デメリット

カレーは前述の通りスパイスで構成される食べ物だ。よって、大量に摂取すると消化器に異常をきたす場合がある。わかりやすく言えば、下痢だ。体に合わないのであれば量を食べたり、癖のあるメニューは避けるべきだろう。

私の「いつもの」

特に私が好きなカレーはバターチキンカレーである。何せどんな店に行ってもハズレが存在しない。コクのあるバターと甘めの味付けにそこそこの辛さが合わさり満足の一杯となる。チーズ分の多いチーズナンなどと合わせれば感無量である。

仲が良くなったインドカレー屋は結構あったが、潰れてしまった店もあり、あの店主は今頃何をしているのかと偲ぶこともある。

皆さんも地元のインドカレー屋の行きつけになって、おいしいという感情とともに自分を考え直す機会を作ってみてはどうだろうか。